梟の城
ちょっと前の週末に暇つぶしにふらふら東京散歩(もちろん自転車)してたときのこと。新橋の交差点で信号待ちをしていたら、改札から出てきた若い男の子が、『坂の上の雲』の7巻を読みながらガードレールに腰をかけるという場面に遭遇した。7巻といったらもうクライマックス。本日天気晴朗なれど波高しだ。誰かと待ち合わせしている風だったけど、こんなときだけは「まだ来ないでくれー。遅刻してくれー。」とか思うよね。
で、本屋に行って司馬遼太郎を物色する。竜馬とか燃えよ剣とかあるけど、まったく読んだことがないが最近再度映画化されて話題になっていたのでタイトルだけ知っていた『梟の城』を選択。1冊完結なところもよし。
竜馬とか坂の上の雲みたいな、史実なのか小説なのかわからないのとは違ってこれは完全に小説なんだけど、忍者の話というそもそも男の子を誘う設定、伊賀と甲賀の争いのような聞いたことはある話の、もっと詳しいウンチクをいろいろ知ることができる、さらには男女のホゲモゲ的なこともありーの、というまあそれはそれは楽しめる物語でした。オチも納得。女性の登場人物の設定がいかにも男性から見た理想の二極を表していて、世の中そんなにうまくいかねーよと何度も思わされるのが唯一の問題だったけど、男が読んでんだからいいだろ。
映画は見ないよ。中井貴一や黒阿弥:火野正平はいいと思うけど、ヒロイン2人が鶴田真由と葉月里緒菜ってありえん。