ストロベリーナイト
もうのっけからグロい。映画化は無理。なぜそこまでグロく始めるんだ。
この世のあらゆるグロを凝縮したようなグロい(黒い)シーンから始まるので、途中途中に出てくる赤い描写が本当に眼前に迫る。動脈から出る鮮血。普段目にする静脈から出る赤黒いのとは違う、動脈から噴水のように湧き出すきれいな赤い色。それが、白黒の文章を通して脳みそに迫ってくる。
制服物好きを泣かせる描写もあり、単調な女性主人公の描写と違って出てくる男のキャラはどれもこれもいそうなやつらで、菊田、大塚、井岡、勝俣、それに数人の上司のそれぞれがそれぞれのキャラできっちり主人公を支える役割をこなす。
最後は納得納得ってわけでもないし、結局女は見た目だし男は言いたいこといろいろがまんしなきゃかっこよくないしってことでむしゃくしゃも残る話だったけど、でも、あの赤は他の小説では見られない色だと思う。